『わがいのち月明に燃ゆ』
林尹夫(はやしただお)著、筑摩書房

一戦没学徒の手記。
古い本です。
著者の18歳~21歳(第三高等学校、京大)までの日記をまとめたものです。
写真も数点載っています。この時代の人は顔つきが違います。

高校生くらいの年代の人にお勧めです。
(若い頃にこの本に巡り合いたかったと思いました。)
著者と同じ年齢の頃、自分はここまで考えて生きてはいなかったなと。
ただ漠然と、「大学まで行って、卒業時に使い物にならない状態になるのは厭だ」としか考えていませんでした。

特筆すべきは著者の読書量。英語、独語、仏語を読みこなす外国語の読解力。
非常な努力家です。

生きていれば社会を担うような人物になったであろうと思われます。
著者を含め頭脳明晰で思慮深い人々が、あの時代戦争によって失われてしまったのでしょう。
損失は計り知れないものがあります。
建物が壊れても建て直せば済みます。
人的資源の損失はリカバリー不可能なのだと、あらためて思い知らされた一冊です。

***
先日、義理身内との話の中に出た本です。私は読んだことがなかったのですが、義理身内は高校時代に読んで、感銘を受けると同時に彼我の差に愕然としたそうです。
その義理身内も、私から見れば大層な努力家だと思うのですが。

あ~、私の顔見る度に「勉強しろ」と言う人です<義理身内(^^;)
「参考図書(仕事用)が増えて困る」と言えば、
「本なんて、内容を頭に入れておくものなんだから、思いきって捨てなさい」という助言をくれました。

えーと……そう言われても、頭に入らないのですが(爆)
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by spicymilktea | 2005-06-17 21:47 | ◆読書その他インプット
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